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2026.10.09 20:59

「志ある者は、事竟(ことつい)に成る。」

第222回臨時国会が10月5日に召集されました。会期は12月12日までの69日間です。高市早苗総理は衆参両院で行われた本会議で所信表明演説をし、演説の締めくくりに「志ある者は、事竟(つい)に成る」という言葉を使いました。調べてみると『後漢書』耿弇伝に由来する格言で、強い意志を持って努力を続ければ、どんな困難な事でも最後には成し遂げられるという意味でした。この言葉は、非常に印象的な一節です。​この結びの言葉について、信念と実行力の表明であり、「経世済民」を掲げる中で、自らの政治理念や政策を何としてでもやり遂げるという強い決意が込められていると思いました。一方で、政治は与野党の対話や国民的合意形成が不可欠です。「志を成し遂げる」という強いこだわりが、ともすると一方的な推し進めや妥協のなさに繋がらないかという懸念もあります。故事成語を用いた力強い結びはスピーチとして引き締まる反面、「志」だけでなく「結果」で示さなければならないというハードルを自ら上げることにもなります。物価高対策や財政規律、防衛費の財源論など、具体策を実行に移して成果を出せるかが問われています。​言葉自体は「初心を貫き通す覚悟」を示す力強いメッセージですが、それが単なる理想論にとどまらず、実際の政策実現や国民生活の改善にどこまで結びつくかが、今後の結果に期待したいところです。